全国「精神病」者集団(公式サイトの保存用)

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シンポジウム“排除される命を問う”

《緊急の御報告》

3月29日、本企画の主役であった平沢保治さんが緊急入院されました。一事集中治療室に入られたとのことで大変心配したのですが、今は一般病棟に移られて、大事に到らず、とても安堵しています。 本番はやはりご無理とのこと。しかし「今回のイベントに参加できないこと大変申し訳ない」とおっしゃられているというお話を資料館の方から伺いました。こちらのことはどうぞ気になさらず、ゆっくり静養していただきたいとお伝えしました。

また平沢さんのピンチヒッターとして、ハンセン病資料館の社会啓発課長、儀同政一さんが「ハンセン病と人権~ハンセン病問題から学ぶこと~」という演題で1時間講演してくださることになりました。平沢さんの講演を楽しみにしてくださっていた方々には申し訳ありませんが、実行委員一同、その穴を埋めるべく気を引き締めてこのイベントに臨みたいと思います!

平沢保治さんを囲んで~ シンポジウム“排除される命を問う”

集団の価値を、個人よりも優先する世の中で、真っ先に、いなかったことにされていく命があります。 そうした世の中では、誰もが「明日は我が身」と不安を抱えながらも、それを認めようとはせず、集団の価値をみずからと同一化させ、より弱い人々をいじめることにやっきになります。 その矛盾した状況から起こったこととしか思えない事件が起こりました。昨年7月の「津久井やまゆり園」での大量殺人事件です。「社会に役立たないものは殺してもいい」という容疑者の言葉は、まさに排除を具現化したものでした。 今、我が国の近代史に一つの汚点として残るであろうハンセン病患者隔離の歴史、そしてその変革を求める運動の歴史を振り返ることは、排除された命の声に、静かに耳を傾けることであり、それは同時に、あなたの中にある不安にも耳を傾ける作業になることでしょう。ハンセン病運動に学びつつ、弱い私たちがそれでも尊厳を持って生きていける世の中に向けて、いったい何ができるのかを、ご一緒に考えることができたらと思います。

日時:4月12日(水)12時スタート(開場11時30分) 会場:国立ハンセン病資料館映像ホール (東京都東村山市青葉町4-1-13) アクセス西武池袋線清瀬駅 南口からバス久米川駅北口行き約10分「ハンセン病資料館」下車 ・西武新宿線久米川駅 北口からバス清瀬駅南口行き約20分「ハンセン病資料館」下車 ・JR武蔵野線新秋津駅から徒歩約20分 またはバス久米川駅北口行きで約10分「全生園前」下車徒歩10分

入場無料 主催:平沢保治さん講演会実行委員会

【タイムスケジュール】 ※司会:高山正樹 11:30 開場 12:00 趣旨説明(上田要&熊谷晋一郎) 12:20 「沖縄愛楽園から伝えたいこと」書き起こし字幕付き上映 13:00 平沢保治さんの講演 “いのち生きる歓び” 儀同政一さんの講演 “ハンセン病と人権~ハンセン病問題から学ぶこと~” 14:00 上田要&熊谷晋一郎トーク「相模原事件が問うもの」 続けてお客様を交えてのフリートーク ※以上、手話通訳・要約筆記あり ※15:30~雨ではなく花も散っていなければ お花見

お問い合せ: TEL:03-3489-2246(M.A.P.内 担当:たかやま) FAX:03-3489-2279 Mail:mpro@mbh.nifty.com